2014-01-01から1ヶ月間の記事一覧

赤の侘助 侘助は良く茶花に使われる 茶室にそれとなく一輪だけ ひっそりと生けられる 招かれた客人は其れを見て 何を感じるか 何を感じさせるか 武士は「椿の類」は 忌み嫌った 屋敷には椿の樹は植えなかった ポロリと落ちるは縁起でもないのだ 現代社会にも…

エンジン掛からず

春の農作業開始しようと 先ず軽トラのエンジン始動 ウンともスンとも言わず バッテリー上がりと思い 自家用車からコードで直結 それでも回らず カーサン曰く 「さむいからじゃあないの?」明快である太陽も登り日が指して来たら エンジンは回った 今度は耕運…

ネコヤナギ

ネコヤナギ 落語に「まんじゅう怖い」という演目があった 庭師にとっては「お酒が怖い」怖い怖いと押入れに 入ればお酒が投げ入れられれば 嬉しいのだが そうはいかない 娘夫婦が来たのを良いことに 茶碗酒をあおっていたら カーサンに見付かりお小言 カーサ…

鍛える

中身は? ちょっと重そうに見える 中身は何が入っているか? 小走りに走り去る いつも同じ時間に通りすぎる 庭師の様に無駄肉は 付いていないスタイルだ 年は庭師より若そう 庭師はとうに鍛える 事は辞めにしている エネルギーの無駄使いと考えるからだ。

呟き(つぶやき)

冷えるのう まったくだ のらりくらりの生き様が続く庭師 部屋が温もった頃に お出ましのカーさん ストーブ燃えていないの と曰わく 痛みは本人しか判らない 薪何か作れるか と怒鳴り返したい所を堪える 嗚呼春が待ちどうしい。

誇れるもの

庭師が誇れるものは 元気=健康 だと思って居た が 腰を痛めて久しく のたりくらりの生き様 このままでは行かんと ムチを入れては見たが さすが老いぼれ馬 中々上手く走ってはくれない 此れで良いのか? このまま老いぼれ痴呆老人 カッパ淵に 身を取られカッ…

ヒマラヤの花

ヒメツルソバ ヒマラヤ原産 ネパールを歩いていると やたらに目に付く 原産地だけの事がある 明治以降日本に入り 今では雑草の如く蔓延っている 下草として「ロックガーデン」にお似合いだ

 外套

自宅 蝋梅の木 外套でお馴染みは「金色夜叉」の貫一が 熱海の海岸で お宮を朴歯の高下駄で蹴る時に はをっていたのが「外套」 和服仕立て職人であった義父の 形見分けに 貰った「和服用外套」あの貫一其の物である 暫く袖を通して居ないが爺いに成った「貫一…

 感激

ヒヨドリジョウゴ 自宅 持病と二人三脚 ビール一本を許してくれた 主治医に感謝して飲む 「五臓六腑」に染み渡る ほろりとして 妬けに効く 一本が中々飲みきれない。

解禁

一人親方の庭師には 身勝手其のものだ 特に正月は 朝から酒を喰らっている だが今年は 主治医から「酒禁酒令」発布 ひたすら耐え 解禁を夢に見て 入れ歯を噛み締めて 正月の検診日を迎えた 「ところで先生お酒の方は・・・」 「しばらく無言・・・」「飲んで…