雪の予報


七国山の雪景色
 雪は生活を狂わせる 良い思いは無い。
子供の頃の苦い思い出は 雪の備えのない房総地方に
戦後「大雪」の降っ時があった。貧乏暮らしの農家の子
履く「物」も無く学校に行きたく無く「愚図って」いたら
母親が「懐に草履を入れて駆けてゆけ」と叱咤され
 一面銀世界の中へ放り出された。
教室に入り足袋を履き
草履を履いた時の温たさは「母の温もり」と今も胸の中に
大事に仕舞ってある。